すべてはここから始まった。
こうして僕の道が始まった。
投資を始めようと思ったとき最初に考えたことがある。
「そもそも自分は何のためにお金を使いたいのか」
ということだ。
投資系の動画を見ると
「資産形成」
「FIRE」
「老後資金」
そんな言葉がたくさん出てくる。
もちろんどれも大切だし投資をするならだれもが目指すべきところなんだと思う。
でも正直
その頃の僕には
どこか現実感がなかった。
「将来のため」と言われても
小さいころから、
よく親に言われてきた。
「将来のために貯金しなさい」という言葉。
お年玉は銀行に入れられていたし大人になってからも言われていた気がする。
でも、その“将来”とは何なのだろうか。
老後?
結婚?
子育て?
マイホーム?
言葉としては知っている。
でも、
それが自分の人生とちゃんと結びついているかと言われると、
どこか他人事のように感じていた。
いまだに23歳。少し社会を知り始めてきた年齢である。
結婚しているわけでもない。
子供はもちろんいない。
家を建てる予定なんて想像すらしていない。
だから、
「将来のため」という言葉だけでは
なかなか実感が湧かなかった。
「なんとなく」に感じた違和感
でも不思議なことに将来への不安は漠然とある。
ただなんとなく不安で、
なんとなく貯金する。
周りもそうしているから。
なんとなくそれが正解な気がして。
社会人1年目の自分はまさにそんな感じだった。
給料が入って
使って余りは貯金。
そこに明確な目的なんてなかった。
でも、その「なんとなく」は、どこか心の中で引っかかっていた。
「このままで本当に続くのだろうか」
いや「なんのために頑張っているのかわからない」
目的が曖昧だと
行動も続かない。
節約も、
投資も、
結局は「未来のため」に今を我慢する行為であることは違いない。
でもその未来がぼんやりしていたら
頑張る理由も薄れてしまう。
仕事に対するモチベーションにも影響すると思った。
自分の人生を見直す時間
だから僕は、一度立ち止まって考えることにした。
自分は
何のためにお金を使いたいのか。
何を叶えたいのか。
どんな人生を送りたいのか。
今まで、
なんとなくで流してきたことを
初めて真剣に考えた。
最初は頭の中で考えていた。
でも、
全然まとまらなかった。
考えれば考えるほど、
「自分って何がしたいんだろう」
とわからなくなる。
だから、
紙に書き出してみた。
すると
不思議なくらい整理されていった。
書き出して見えた本音
そこに出てきたのは、
すごくシンプルなものだった。
・大きな一軒家が欲しい
・老後に困らない生活がしたい
・海外に行きたい
・親を安心させたい
・お金を理由にやりたいことを諦めたくない
どれも、
特別すごい夢ではない。
SNSでみるような、
億を超える人(いわゆる億り人)になりたい
というわけでもない。
でも、
それが今の自分の正直な気持ちだった。
たぶん、
祖父のことも大きかったと思う。
海外に行けと言ってくれていたこと。
経験にお金を使う価値。
未来のために積み立ててくれていたこと。
あの出来事を通して、
自分の中で、
「お金は、人生を広げるために使える」
という感覚が少しずつ生まれていた。
今より未来に使いたかった
書き出したものを見て気づいた。
どれも今すぐ必要なものではない。
今日、明日で必要なものではない。
でも、
「いつかは叶えたい」と思っているものばかりだった。
つまり
僕のお金の使い道は、
”今”ではなく”未来”にある。
そのことに初めて気づいた。
だったら、今の自分がやるべきことも変わってくる。
ここで気づいた。
それなら、
「お金の増やし方も未来に合わせるべきじゃないか。」
短期間で増やす方法は魅力的に見える
世の中には、
短期間で大きく増やした人の話がたくさんある。
仮想通貨。
デイトレード。
レバレッジ。
SNSを見れば、
派手な利益報告を目にする。
今後、長期投資を始める過程で魅力的に見えることも当然あるだろう。
「自分でもできるんじゃないか」
そんな気持ちもなかったわけではない。
でも、冷静に考えるとやっぱり怖かった。
短期間で大きく増えるということは、
短期間で大きく減る可能性もある。
大きな利益には大きなリスクが伴う。
もし、
祖父が残してくれたお金を大きく減らしてしまったら。
感情的になって取り返しのつかないことをしたら。
たぶん、
自分は冷静ではいられない。
そう思った。
自分に合うかどうかで判断する
ここでは初めて、
「何が儲かるか」じゃなく、
「自分に合っているか」を考えるようになった。
どれだけ期待値が高くても、
自分が続けられなければ意味はない。
不安で眠れなくなるような投資は、
たぶん自分には向いていない。
時間を味方にするという考え方
一方で、時間をかければかけるほど、
リスクは抑えられていくと言われている。
(過去のデータが、それを証明している)
もちろん、絶対はない。
でも、再現性は高い。
長期・積立・複利。
だったら、自分はどっちを選ぶべきか。
答えはシンプルだった。
焦らず積み上げるという選択
焦って増やす必要はない。
それよりも、時間を味方につけて、
ゆっくりと積み上げていく方が、自分には合っている気がした。
20年。30年。
時間をかけられるアドバンテージを忘れてはいけない。
毎月コツコツ積み上げて、
気づいたら大きくなっている。
そんなイメージの方が、無理なく続けられると思った。
なにより精神的に楽だった。
長期投資を選ぼうと思ったとき、
不思議と不安は軽くなった。
理由はシンプルだった。
「自分がやるべきこと」が見えたから。
時間をかけて未来を作っていく。
そう考えると、前向きになれた。
「増やす」というより、
「育てる」という感覚。
そして、決めた。
すぐに結果を求めるんじゃなくて、
時間をかけて。
焦らず。
自分のペースで。
資産を大きくしていく。
そう考えたとき、自然と答えは決まった。
僕は、”長期投資”を選ぶことにした。

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