銀行口座の見直し
まず、銀行口座の見直しから始めた。
今までは、なんとなくで分けていた。
貯金は地方銀行、生活費は別の銀行。
特に不便を感じたことはなかったし、「これで十分」と思っていた。
でも今振り返ると、そこには“お得”という視点は一切なかった。
ただ預けているだけ。
ただ使っているだけ。
お金の流れに、意味はなかった。
ポイントも資産になる
投資について調べていく中で、ひとつ衝撃だったのは
「ポイントも資産になる」という考え方だった。
買い物で貯まるポイントが、そのまま投資に回せる。
しかも、それがまた増えていく可能性がある。
同じ金額を投資するなら、少しでも有利な環境で始めたい。
どうせやるなら、最大限効率よく。
証券口座は”なんとなく”
そう思って、証券口座はSBI証券に決めた。
正直、この時点では楽天証券との違いを深く理解していたわけではない。
いろいろな情報を見て、比較して、最終的には「なんとなく良さそう」という感覚で選んだ。
でも今思えば、その“なんとなく”でも、一歩踏み出したことに意味があったと思う。
お金の流れを1本の線に
証券口座を決めたことで、お金の流れ全体を見直す必要が出てきた。
そこで銀行口座も変更した。
貯金用は住信SBIネット銀行へ。
クレジットカードは三井住友カード(NL)を選択。
積立投資をするだけでポイントが貯まり、そのポイントを再び投資に回せる。
お金が、お金を生む流れ。
今までバラバラだったものが、一本の線で繋がった感覚があった。
「役割」で分けるという考え方
生活費用の口座はあえてそのまま残した。
すべてを変えるのではなく、「役割」で分けることを意識した。
・生活のためのお金
・貯めるためのお金
・増やすためのお金
それぞれを切り分けることで、頭の中も整理されていった。
少しずつだけど、確実に。
自分の中で「整ってきた」という実感があった。
準備は、着々と進んでいった。
1000万は実家に
でも、ひとつ大きな問題があった。
自分の手元にあるのは200万円。
残りの1000万円は、母が実家で保管している。
この1000万円をどうするか。
ここが、今回の一番大きな分岐点だった。
母に電話
母に電話をかけた。
母「どうしたの?何かあった?」
いつも通りの、少し心配そうな声。
その声を聞いた瞬間、少しだけ言葉に詰まった。
僕「じいちゃんの1000万ってあるじゃん?」
母「家で保管してるよ」
僕「将来に向けて、投資をしたくて」
電話越しに、少しの沈黙が流れた。
母「え?投資?大丈夫なの?危なくない?」
その一言は、想像していたよりも重かった。
投資への不安
でも、それは否定ではなく、“不安”だったと思う。
大切なお金だからこそ、失ってほしくないという気持ち。
どこの何かも分からないものに、大金を入れる。
そう見えれば、怖いのは当然だと思う。
僕自身も、怖くなかったわけじゃない。
円安の状況。
海外の情勢による株価の変動。
ニュースを見れば、不安になる材料はいくらでもあった。
「何もしないリスク」
それでも、自分の中ではもう決めていた。
「何もしないこと」が、一番のリスクだと感じていたから。
うまく説明しようとすればするほど、言葉は噛み合わなくなっていった。
気づけば、少し言い合いのようになっていた。
母の一言と自分の覚悟
しばらくの沈黙のあと、母はこう言った。
母「わかったよ。あなたのお金なんだから、幸せになるために使いなさい。」
その言葉は、背中を押してくれたというより、
「任せる」という覚悟のように感じた。
完全に納得してくれたわけではないと思う。
どちらかと言えば、折れてくれたのかもしれない。
それでも、その一言で覚悟が決まった。
失敗してもいい。
でも、この選択を正解にするのは自分だ。
こうして僕は、1200万円を育てる。


