【体験】#4 準備と衝突

ストーリー

まず行ったこと「銀行口座の見直し」

今までは「なんとなく」

 

「長期投資をしよう」

 

そう決めた後に

最初に行ったことは意外にも

株を買うことではなかった。

 

まず始めたことは、銀行口座の見直し

 

今までは、お金の管理なんて深く考えたことがなかった。

 

給料が入って、使って、余りを貯金する。

それだけだった。

 

大学生の時に作った地方銀行。

今では貯金用に使っている。

 

社会人になる時に給与振込口座として作った三菱UFJ銀行。

今では生活費用に使っている。

 

「なんとなくで分けていた。」

そんな感覚だった。

 

不便を感じたこともなかった。

 

だから、

これで十分と思っていた。

 

お金の流れとポイント制度

 

投資について調べていく中で、ひとつ衝撃だったのは

「ポイントも資産になる」という考え方だった。

 

買い物で貯まるポイントが、そのまま投資に回せる。

しかも、それがまた増えていく可能性がある。

 

例えば

クレジットカードでたまったポイントをそのまま投資に回せる。

 

つまり、

”生活”そのものが資産形成につながる

 

同じ金額を投資するなら、少しでも有利な環境で始めたい。

 

ポイント制度は今までの自分にはなかった感覚だった。

 

バラバラの銀行口座

 

今振り返ると、そこには“お得”という視点は一切なかった。

 

今までの自分は

ただ預けているだけ。

ただ使っているだけ。

だったんだと思う。

 

どの銀行を使うか。

どのカードを使うか。

どこでポイントをためるか。

 

今はすべてバラバラ。

 

そこに

「なぜそこの口座、会社を使うのか」

という視点、理由はなかった。

 

どうせやるならお得に

 

どうせ投資するなら、

少しでも有利な環境で始めたい。

 

同じ金額を積み立てるなら、

少しでも効率がいいほうがいいい。

 

最初は小さな差でも、

長期になれば大きな差になる。

 

長期投資を知ってから、

「時間」の重要性を理解するようになった。

 

だからこそ、

「最初の環境づくり」

はかなり大事だと思った。

 

証券口座は”なんとなく”

 

銀行口座を決めるために

使う証券口座を決める必要があった。

 

調べると、

たくさん出てくる。

 

楽天証券。

SBI証券。

マネックス証券。

 

正直、

最初は違いなんてほとんどわからなかった。

 

「結局どこがいいんだ」

そんな状態だった。

 

最終的に僕は

SBI証券に決めた。

 

理由は、

今振り返るとかなり曖昧だ。

 

「なんとなく良さそうだった」

 

でも今思えば、その“なんとなく”でも、

「どれを選ぶか」より「ちゃんと一歩踏み出したこと」に意味があったと思う。

 

また、

自分は楽天経済圏を利用したことがなかったため

使ったことがある方は検討してみてもいいかもしれない。

 

お金の流れを1本の線に

 

証券口座を決めたことで、お金の流れ全体を見直していく。

 

投資口座だけ整えても意味がない。

 

生活費の口座。

貯金、資産、生活防衛費などの口座。

クレジットカード。

 

全部がつながっている。

 

貯金用口座「住信SBIネット銀行」

 

貯金用は

地方銀行から住信SBIネット銀行へ変更した。

 

理由は

SBI証券との相性が良かったから。

 

お金を移す手間、積立設定、ポイント利用。

全部つながっていて使いやすさが魅力的だった。

 

もう一つの理由としては

ネット銀行でカードが不要であるから。

 

大金のカードを財布に入れると常に心配にかられる。

携帯で確認できることに魅力を感じた。

 

クレジットカード「三井住友カード(NL)」

 

クレジットカードは

三井住友カード(NL)を選択した。

 

理由は

SBI証券、住信SBIネット銀行と相性がいいから。同じVポイントがたまる。

 

積立投資をするだけでポイントが貯まり、そのポイントを再び投資に回せる。

お金が、お金を生む流れに魅力を感じた。

 

生活用口座「三菱UFJ銀行」

 

生活用は

三菱UFJ銀行のまま。

 

理由は

給料の振り込みがその銀行であったのが大きいからだ。

 

できるのであれば、給料も住信SBIネット銀行にして生活でも三井住友カード(NL)を使用したいところだ。

でも、生活用で完全に分かれているから使いやすくはあるから現時点では妥協している。

 

今までバラバラだったものが、一本の線で繋がった感覚があった。

 

「役割」で分けるという考え方

 

すべてを変えるのではなく、「役割」で分けることを意識した。

 

・生活のためのお金

・貯めるためのお金

・増やすためのお金

 

それぞれを切り分けることで、頭の中も整理されていった。

今までは全部が曖昧だった。

 

役割を分けることで

「このお金は何のためにあるのか」

が見えるようになった。

 

少しずつだけど、確実に。

自分の中で「整ってきた」という実感があった。

 

「自分で人生を動かしている」

 

準備は、着々と進んでいった。

 

1000万は実家に

 

ここで、

まだひとつ大きな問題があった。

 

自分の手元にあるのは200万円。

 

祖父が残してくれたお金は1200万。

 

残りの1000万円は、実家で母が保管していた。

 

つまり

本当に大きなお金は

まだ自分の手元にはない。

 

ここが、大きな分岐点だった。

 

もし投資をするなら、

この1000万をどうするか決めなければいけない。

 

母に電話をかけた

 

意を決して

母に電話をかけた。

 

母「どうしたの?何かあった?」

 

いつも通りの、少し心配そうな声。

その声を聞いた瞬間、少しだけ言葉に詰まった。

 

僕「じいちゃんの1000万ってあるじゃん?」

母「家で保管してるよ」

僕「将来に向けて、投資をしたくて」

 

電話越しに、少しの沈黙が流れた。

 

母「え?投資?大丈夫なの?危なくない?」

 

その一言は、想像していたよりも重かった。

 

でも、それは否定ではなく、“不安”だったと思う。

 

大切なお金だからこそ、失ってほしくないという気持ち。

 

どこの何かも分からないものに、大金を入れる。

そう見えれば、怖いのは当然だと思う。

 

僕自身も、怖くなかったわけじゃない。

 

円安。

海外の情勢による株価の変動。

 

ニュースを見れば、不安になる材料はいくらでもあった。

 

投資に絶対はない。

減る可能性だってある。

 

時間は有限

 

それでも、自分の中ではもう決めていた。

 

「何もしないこと」が、一番のリスクだと感じていたから。

 

銀行に置いているだけでは、

お金の価値は少しずつ下がっていく。

 

時間は戻らない。

 

そして何より、

祖父が残してくれたお金を

 

”止めたまま”

 

にしておきたくなかった。

 

うまく説明しようとすればするほど、言葉は噛み合わなくなっていった。

気づけば、少し言い合いのようになっていた。

 

母の一言と自分の覚悟

 

しばらくの沈黙のあと、母はこう言った。

 

母「わかったよ。あなたのお金なんだから、幸せになるために使いなさい。」

 

その言葉は、背中を押してくれたというより、

「任せる」という覚悟のように感じた。

 

完全に納得してくれたわけではないと思う。

 

どちらかと言えば、折れてくれたのかもしれない。

それでも、その一言で覚悟が決まった。

 

この選択を正解にする

 

大事なのは、

「正解を選ぶこと」ではなく

「選んだ道を正解にすること」だと思った。

 

だから、僕は決めた。

 

祖父が残してくれた1200万円。

 

ただのお金ではない。

 

時間。思い。未来。

いろんなものが詰まっている。

 

必ず将来につないでみせると決めた。

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