正直、何も考えずに生きていた。
高校時代、親に勧められるまま医療に系の学校に進み、
そのままなんとなく就職。
仕事終わりは同期とご飯に行って、
飲み会で遅く帰る日もあれば、
休みの日は寝るか、ゲームか、ドライブ。
特に不満もない。強いて言えば給料が低いくらいか。
特に努力もしていない。
そんな1年目だった。
このままでいいと思っていた。
1200万の怖さ
でも、ある日。
2年前に亡くなった祖父の通帳が見つかった。
僕の名義だった。
中に入っていたのは、1200万円。
祖父が、僕のために積み立ててくれていたお金だった。
嬉しかった。
でも、それ以上に——
怖かった。
大学4年間、やっと貯めた30万円。
その何十倍ものお金が、
いきなり目の前に現れた。
正直、使おうと思えば何でもできる。
仕事を辞めて世界一周もできるし、
将来、かっこいい家を建てることだってできる。
いろんな感情が、一気に頭をよぎった。
投資との出会い
でもその時の僕にとって、
「投資」はまだ遠い存在だった。
ギャンブルみたいで、正直怖かった。
母には言われた。
「どう使うかは任せるよ」と。
とりあえず、
1000万円は母に預けて、
200万円だけ自分で持つことにした。
何も変わらない生活。
何ももらっていないかのように、
普通に銀行に預けたまま過ごしていた。
そんなある日、
なんとなく見たYouTubeが、すべてを変えた。
リベラルアーツ大学
「NISA?インデックス?」
最初は、言葉の意味すらわからなかった。
でも、通勤中や寝る前に少しずつ見ていくうちに、
考えが変わっていった。
投資を選ぶ決意
「投資=ギャンブルじゃない」
そして知った。
「早く始めるほど有利」という事実。
若さは、それだけで武器になる。
そこから、いろんな動画を見た。
過去の実績。
実際に資産を築いている人たち。
気づけば、
投資への“怖さ”は少しずつ消えていた。
面白い。
そして、必要なことかもしれない。
祖父からの1200万円。
この“贈り物”を、
僕は「使う」んじゃなくて——
「育てる」ことに決めた。
この選択が、
なんとなくで過ごしてきた人生を変えることになるなんて、
このときの僕は、まだ知らない。
