【体験】#9 初めて“税金”と向き合った話

ストーリー

”税金”という存在

 

投資を始めてから今まで気にしていなかったものが

急に気になるようになった。

 

そのひとつが、「税金」だった。

それまでは正直、ほとんど意識したことがなかった。

 

給料は毎月振り込まれるもの。

そして、税金や社会保険料は勝手にひかれているもの。

 

でも、「そういうものか」と思って、深く考えたことはなかった。

 

「手取りがこれくらいならまあいっか」

 

投資を始めて、初めて“お金が増える可能性”を知った。

 

お金を増やしたいと思うようになってから、

始めて「自分のお金がどこへ消えているのか」

を気にするようになった。

 

そこでふと思った。

「自分って、どれくらい税金払ってるんだろう?」

 

源泉徴収を見て驚いた話

 

きっかけとなったのは、

何気なく源泉徴収票を見返したことだった。

 

それまでの自分にとって、源泉徴収票は

「年末にもらうよくわからない紙」だった。

 

正直、細かくなんて見たことなかった。

 

源泉徴収票を見返してみると、そこには思っていた以上の金額が並んでいた。

所得税、社会保険料。

そして一年目はなかった住民税も、二年目からは引かれてくる。

 

今まで意識してこなかったけど、確実に自分のお金は減っている。

 

ここで初めて、「守る」という視点が生まれた。

増やすだけじゃなくて、減らさないことも大事なんじゃないか。

 

どれだけ頑張って稼いでも、何も知らなければ自然とお金は減っていく。

逆に、少し知識があるだけで、残せるお金は変わってくる。

 

そう感じた瞬間だった。

 

住民税対策について

なんとなくお得らしい制度

 

最初に調べたのが住民税対策だった。

 

その中で出てきたのが、「ふるさと納税」という制度。

 

名前は聞いたことがあった。

CMでも見たことあるし、周りでやっている人もいた。

 

でも正直、「なんとなくお得らしい」くらいの認識で、詳しい内容は全く知らなかった。

 

仕組みも知らないし、自分には関係ないと思っていた。

 

会社員などどんな人でも簡単にできる。

 

「これ、もっとはやく知っておくべきだったか。」

 

素直にそう思った。

 

ふるさと納税制度ってどういう仕組み?

 

最初は難しそうだったけど、

調べてみると、仕組みはシンプルだった。

 

好きな自治体に寄付をすると、その分だけ翌年の住民税や所得税が控除される。

さらに、寄付した自治体から返礼品がもらえる。

しかも、自分の出身地である必要はない。

全国どこでも、自分で選べる。

 

「え、これやらない理由ある?」

それが、最初の正直な感想だった。

 

もちろん、完全に無料というわけではなく、自己負担として実質2000円はかかる。

 

でもその代わりに返礼品がもらえる。

 

・お米

・肉

・海鮮

・果物

・日用品

 

実際に見始めると本当に種類が多い。

 

見ているだけでもかなり楽しかった。

 

「実質2000円」の勘違い

 

ここで、ひとつ勘違いしていたことがあった。

 

「実質2000円ってことは、2000円分税金が安くなるってこと?」

「2000円だけ払えばいいってこと?」

 

でも実際は違った。

ふるさと納税は、税金が安くなる制度ではない。

 

本来払うはずの税金を、少し早く、別の形で払っているだけ。

 

例えば、本来10万円の税金を払う人がいたとする。

そのうち5万円をふるさと納税で寄付すると、翌年の税金が4万8000円安くなる。

差額の2000円は自己負担。

 

つまり、合計で支払う金額は少しだけ増える。

それでも、多くの人がやる理由はシンプルだった。

「返礼品がもらえるから」

 

実質2000円で、各地の特産品が手に入る。

そう考えると、やらない理由はなかった。

 

ふるさと納税の限度額

 

ただし、ひとつ注意点がある。

 

寄付できる上限額は、前年度の年収によって決まるということ。

 

 

つまり、ふるさと納税は無限に寄付できるわけではない。

自分の収入に応じた“適正ライン”がある。

 

ここで必要になってくるのが、源泉徴収票だった。

今まではただの紙だったものが、急に意味を持ち始める。重要な資料にかわる。

 

年収はいくらなのか。

どれくらい税金を払っているのか。

社会保険料はどのくらいひかれているか。

 

そこから、自分のふるさと納税の上限額を計算する。

 

税金が見える化された感覚

 

数字を一つひとつ確認していく中で、あることに気づいた。

 

「自分、思ってたより税金払ってるな…」

 

今までは、給料から自動的にひかれていたから気づかなかった。

でも改めて金額を見るとかなり大きい。

 

しかも、それをずっと深く考えずに過ごしていた。

 

なんとなく引かれていると思っていたお金が、はっきりと“見える化”された瞬間だった。

 

ここでようやく理解した。

何も知らなければ、何も対策しなければ、

ただ払うだけで終わる。

 

でも、知っていれば少しだけコントロールできる。

 

もちろん、税金をゼロにできるわけではない。

 

でも、制度を理解して活用することで、

知らないまま損することは減らせる。

 

ふるさと納税は、その最初の一歩だった。

 

「ただ払う」から「自分で選ぶ」へ

 

実際にカタログを見てみると、想像以上に種類が多い。

 

お肉、魚、果物、日用品。

正直、見ているだけで楽しい。

 

でも今回は、“お得”だけじゃなくて、

「自分のお金の使い方」を意識して選ぶことにした。

 

どこに寄付するのか。

何に使われるのか。

少しだけだけど、お金の流れに自分の意思を乗せられる感覚があった。

 

これまでの自分は、

ただ引かれて、ただ使っていた。

 

でも今は、

「選ぶ」という感覚がある。

 

その違いは、思っていた以上に大きかった。

 

お金に対して、

”受け身”ではなくなった気がした。

 

守る力は必要。でもそれだけでは足りない

 

そして同時に、もうひとつの気づきがあった。

 

それは、

「守るだけでは限界がある」ということだった。

 

確かに”節税”は大事。

 

ふるさと納税もNISAも、知っているだけで差が出る。

 

どれだけ節税しても、どれだけ工夫しても、

元となる収入が大きくなければ、増えるお金にも限界がある。

 

守ることも大事。

でも、それだけでは足りない。

本当に大切なことは、

「守る力」と「増やす力」の両立なんだと思った。

 

税金を知ることは大切。

制度を活用することも大切。

 

でも、それだけでは人生は大きく変わらない。

 

収入を増やすこと。

資産を増やすこと。

自分で稼ぐ力をつけること。

 

結局それが土台になる。

 

最後に

 

投資を始めなければ、

たぶん税金についてここまで考えることはなかったと思う。

一生知らずに生きていたかもしれない。

 

でも今は違う。

 

お金を増やしたいと思ったことで、

お金を守る視点も持つようになった。

 

「知らないこと」が一番もったいないと感じるようになった。

 

最初は難しそうに見えても、

一歩踏み出してみると意外と理解できる。

 

投資もそうだった。

税金もそうだった。

 

だからこれからも、

少しずつ学びながら自分のお金と向き合っていきたいと思う。

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